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月桃紙壁紙について(特徴・施工)

月桃とは熱帯や亜熱帯などに自生しているショウガ科ハナミョウガ属のハーブです。

沖縄ではごく身近な植物として親しまれ、野山に自生しているものの他、民家の庭先などでも育てられています。

太陽の下で育まれた有機栽培の月桃で製紙された月桃紙は人にも環境にもやさしいナチュラルな壁紙です。

日々のくらし暮らしに自然の優しさと温かさはきっとご満足いただけると思います。

月桃紙本来の色(生成り)のL01A・L01S・L11A・L11Sの他、アースカラーの優しく淡い色彩の月桃紙をお選びいただけます。

月桃紙壁紙 を購入する

月桃紙壁紙について

沖縄の植物、有機栽培の月桃(げっとう)を原料とした地球環境に優しい素材です。
防菌・防かび・防虫効果に優れている植物になります。
その「月桃」を使用したものが壁紙・襖紙・障子紙になります。
月桃の茎より繊維を取り出し、パルプ化して月桃紙は製紙されます。
茎の繊維が細かく浮き出た独特の柄、そして天然素材ならではのナチュラルな色調と豊かな素材感が特徴です。
有害物質の発生が極めて少なく、焼却してもダイオキシンを発生しない自然素材であることや和紙ならではの質感、デザイン性の高さに人気があり、和室・洋室ともに自然になじむ優しい意匠です。
シックハウス症候群への影響も少なく、F☆☆☆☆の基準を満たしています。

月桃紙壁紙で快適な暮らしを

月桃紙壁紙の特徴

  • 防火性

    火災時の安全は、発熱量や発煙量の多少に大きく左右されます。
    月桃壁紙は、有害ガスの発生がなく、発煙量も極めて少ない防火一級認定品です。
    台所や集合住宅等の特殊建築物にも使用できます。

  • 耐久性

    和紙の持つ優れた耐久性と強度に加えて月桃紙表面に樹脂加工を施し、撥水性を得ています。
    これにより固く絞った濡れ布きん等で拭き掃除が可能です。
    ※(L01S、L11Sを除く)

  • 防カビ・防虫性

    月桃紙の主原料である月桃には防カビ、防虫成分が含まれています。
    素材自体に調湿機能があるため、環境的にかび発生を抑制します。

  • 調湿・通気性

    月桃紙は、伝統的和紙の特徴である、調湿・通気性に優れています。
    密閉された居住空間に最適な【呼吸する壁紙】です。
    Sタイプ(L01S、L11S)

  • 意匠性

    月桃の茎の繊維が細かく浮き出た優しい表情をしています。
    ナチュラルな色調と憩いの住空間を演出する豊かな素材感が特徴です。
    月桃紙はグッドデザイン賞を受賞しています。(品番L11S)

  • 良好な施工性

    月桃紙は有効巾は92cmで50m巻の商品で、糊付機を使用できます。
    オープンタイムを15〜30分取ってください。
    その他の留意点はビニールクロスと同様の配慮を行うことです。

月桃紙の素材について

月桃の茎でつくられた紙は、芳香があり防虫・防菌作用を持ち、壁紙や障子紙、襖紙に使用されています。
和紙特有の調湿性や燃焼しても有毒ガスが発生しない地球環境への配慮、月桃の細かい繊維が醸し出す豊かな素材感による独特の意匠などが和紙ならではの特長です。

月桃は沖縄の山野に群生するショウガ科の植物です。初夏に白い花が咲き秋になると赤く熟した実になります。
沖縄には月桃の葉で餅を包んだムーチーという御菓子があります。このムーチーは笹餅のようにカビにくいことが知られています。
月桃の葉の香気成分にカビ予防の効果があります。
月桃の茎には強靭な繊維があり、これを活用して月桃紙が作られています。
かつては月桃の茎で縄をつくり、収穫したサトウキビを縛るときに使われていたこともあります。
月桃の種子は煎じて飲用すると健胃整腸作用があると伝承されており、薬草の書物に紹介されています。

撥水加工

月桃紙表面に樹脂加工を施し、撥水性を得ています。これにより固く絞った濡れ布きん等で拭き掃除が可能です。
撥水処理は縮み防止の働きもしています。
施工の際はオープンタイムを取っていただければビニルクロスとほぼ同様の施工性を確保できます。

呼吸する紙壁紙(調湿効果)Sタイプ(L01S・L11S)

和紙の特徴の一つに 調湿性 があります。これが呼吸する壁紙といわれる所似です。表面の撥水処理を施さないことで調湿効果を発揮させます。
多すぎる湿気を紙壁紙が吸収し、乾燥するとこれをお部屋に戻します。
樹脂加工(撥水処理)を施していない為に糊付けした後縮みます。

  1. 撥水、変退色防止効果
  2. 目地スキ防止効果(調湿・呼吸タイプは必ず重ね貼りしてください。)Sタイプ(L01S、L11S)

選定および施工の際は、ご注意下さい。

施工について

基本的にビニールクロスと同じですが、丁寧に扱ってください。月桃紙壁紙に限らず壁紙・クロスの施工の際には、壁紙表面に糊をつけてスポンジで拭き取ったり、パテ、シーラーの乾燥や下地調整の不備等ないように作業されると思います。それらの基本的な施工方法でしたら、簡単に貼っていただけます。

1.下地処理

月桃紙壁紙は、裏打ち紙がありますが念入りに下地処理をして下さい。
(パテ・シーラー処理)を必ず行ってください。
プラスターボードとパテの色の濃淡が著しく異なる場合は、ボード色に近いパテをご使用ください。
また、カラーシーラー等の下地処理も1つの方法としてお勧めします。
基本的にはプラスターボード下地の上に施工してください。

  • 一般下地(プラスターボード・合板下地)

    丹念にパテ処理、サンダーがけ等を行ってください。
    ネジ、釘類はサビ止めを行って下さい。
    パテ処理を行ったらシーラー処理を行ってください。
    シーラー処理の有無によって仕上がりの美しさが全く異なります。
    施工業者の方は仕様書等にシーラー処理が明記されていない場合でもシーラー処理を行うようにお願いいたします。

  • 多孔質下地(ケイ酸カルシウム板、ALC板、モルタル板など)

    糊の下地への吸収を抑えたり、下地の接着強度の均一化を図るため十分なシーラー処理を行ってください。
    一般下地以上に十分な処理をしてください。

  • 特殊な下地(金属、プラスチック、ペンキ塗り下地)

    下地の強度が十分あることを確認して、油分、汚れを拭き取り十分シーラー処理をしてください。
    金属下地の場合、傷がつくとサビが発生しますので下地に刃物が入らないように注意してください。

  • リフォーム下地

    前の壁紙の裏打ち紙が残っている下地は、浮きや剥がれないことを確認してください。
    シーラー処理を必ず行ってください。

2.接着剤

ボンドなどの合成樹脂は粘度が下がり糊がつきにくく 膨れ、剥がれの原因になります。
月桃紙専用の糊は特にありません。ただし、商品の特徴を活かすためにゼロホルマリンタイプの糊を選んでください。

<推奨品>

  • ピュアラ(ヤヨイ化学工業 株式会社)
  • ルーアマイルド(ヤヨイ化学工業 株式会社)
  • ウォールボンド100・200(ウォールボンド工業 株式会社)

上記の糊若しくは同程度以上の品質の糊をご使用下さい。

ウォールボンド

3.施工(貼り作業)

オープンタイム(うませ時間)ついて

  • 糊付後10〜15分の時間をおいてから貼り付けます。
    オープンタイムは施工環境により異なります。(低温の場合は15分以上)
    ※オープンタイムは必ず現場で確認して下さい。
  • 糊付後、すぐに貼り付けると硬くて貼りづらく、膨れ原因になります。
  • オープンタイム中は、たたみ方に注意し、折りジワがつかないようにしてください。
    ※月桃紙の両サイドから乾燥してきますので、固く絞った手ぬぐい等で両サイドを養生する事を推奨いたします。
    空気の乾燥の具合等を配慮の上、ご判断ください。
  • 糊付け後、1時間以内に貼り付けを完了しないとアイハギが起こります。
  • 糊の濃度が薄かったり塗布量が少なかったり、合成樹脂系接着剤を使用する場合はアイハギが早くなります。

Sタイプ(L01S・L11S)の施工上の注意

L01S及びL11Sは和紙の素材感を強調し、和紙特有の調湿効果を活かすためあえて表面処理を施していません。
一方、表面処理は(防汚・撥水)縮み防止のために施していますので、施工に於てはこのことを配慮しなければなりません。
注意点を遵守して下さい。

※製品の有効巾は92cmとなります。